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ー塗装で後悔しないために!耐候性に優れた塗料の選び方とポイントー

 

耐候性に優れた塗料とは?基本の考え方と重要性

外壁塗装や屋根塗装を検討する際に見逃せないポイントの一つが「耐候性」です。耐候性に優れた塗料を選ぶことで、紫外線や風雨、温度変化といった自然環境によるダメージを受けにくくなり、美しさと性能を長期間維持することができます。これは塗装メンテナンスの頻度やコストにも直結するため、塗料選びで後悔しないためにも重要な観点です。

耐候性とは何か?

耐候性とは、塗膜が外部環境による劣化にどれだけ耐えられるかを示す性能のことです。主に以下のような外的要因に対して強いかどうかが評価されます。

– 紫外線による色あせや塗膜の劣化

– 雨水や湿気によるはがれや腐食

– 気温の変化による膨張・収縮

– 風によるホコリや砂の摩耗

これらに強い塗料は、色持ちや光沢の持続、ひび割れの抑制に優れ、結果として建物を長持ちさせることができます。

耐候性に優れた塗料のメリット

耐候性に優れた塗料を選ぶと、以下のようなメリットがあります。

– 再塗装のサイクルが長くなるため、トータルコストが抑えられる

– 見た目が長持ちし、美観を保てる

– 建物全体の劣化を防ぎ、資産価値の維持にもつながる

– メンテナンスの手間やストレスが軽減される

長期的な視点で考えると、初期費用が多少高くても、耐候性の高い塗料を選ぶことは非常に合理的です。

おすすめの耐候性に優れた塗料とその特徴

ここでは、耐候性が高いことで評価されている塗料の種類をいくつか紹介し、それぞれの特長や選び方のポイントを解説します。

フッ素塗料

フッ素塗料は、現行の一般的な塗料の中でも最も高い耐候性を誇ります。紫外線に強く、耐用年数も15〜20年と長いのが魅力です。高層ビルや橋梁などにも使われるほどで、厳しい環境下でも性能を発揮します。

– 光沢保持率が高く、美しさが長続き

– 汚れがつきにくく、雨で流れやすい

– コストは高めですが、メンテナンス周期が長いため結果的に経済的

無機塗料

無機塗料は、鉱物などの無機成分を含むことで、劣化しにくく紫外線に対して非常に強い耐性があります。塗膜が非常に硬いため、汚れやコケ、カビも発生しにくく、長期にわたって外壁の美しさを保ちます。

– 耐用年数は15〜25年と非常に長い

– 耐火性・耐汚性も高い

– 価格は高額ですが、メンテナンスの少なさで相殺可能

ラジカル制御型塗料

比較的新しい技術を使ったラジカル制御型塗料は、塗膜の劣化原因であるラジカルを抑える成分が配合されています。費用と性能のバランスが取れており、住宅の外壁塗装に人気が高まっています。

– 耐用年数は12〜16年程度

– 紫外線に強く、色あせしにくい

– コストパフォーマンスに優れる

塗装の耐候性を最大限に引き出すためのポイント

どれだけ耐候性の高い塗料を選んでも、施工の質や選び方を間違えるとその効果が十分に発揮されないこともあります。ここでは塗料選びと施工で注意すべき点を紹介します。

適した塗料を選ぶ

建物の立地や日当たり、外壁の素材などによって、適した塗料は異なります。例えば、海沿いの家なら塩害に強い塗料を、日差しが強い地域ならUVカット効果が高いものを選ぶなど、環境に合った塗料を選ぶことが大切です。

信頼できる施工業者を選ぶ

耐候性に優れた塗料も、正しい施工がされていなければ本来の性能を発揮できません。高圧洗浄や下地処理、下塗り・中塗り・上塗りの工程を丁寧に行ってくれる業者を選ぶようにしましょう。

ツヤの有無も考慮する

耐候性には塗料のツヤ感も関係します。ツヤありの塗料は表面が滑らかで紫外線や雨の影響を受けにくいため、より長持ちする傾向があります。見た目と機能性を考えたうえで選ぶとよいでしょう。

まとめ

「塗装 耐候性に優れた塗料」を選ぶことは、建物の美観と耐久性を維持するうえで非常に重要なポイントです。塗料の種類や性能を理解し、自分の家の立地や状況に合ったものを選ぶことで、メンテナンスの手間や費用を大幅に抑えることができます。
特にフッ素塗料、無機塗料、ラジカル制御型塗料は、耐候性の高さから多くの施工現場で採用されています。選ぶ塗料だけでなく、施工の丁寧さや業者の信頼性も総合的に見極めて、長く快適に住める住環境を実現しましょう。迷ったときは、専門の塗装業者に相談してみるのもおすすめです。

2025.06.27