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ー塗装で失敗しない!各部位に最適な塗料の選び方とは?ー

塗装の目的を理解することが第一歩

外壁や屋根、鉄部、木部など、それぞれの部位には異なる環境と役割があります。そのため、どんな塗料でも使えるわけではありません。塗料選びの第一歩は「どこに、何のために塗るか」を明確にすることです。

たとえば、外壁は紫外線や雨風にさらされるため、耐候性が求められます。一方、木部は呼吸する素材なので、通気性がある塗料が適しています。このように部位ごとの特性を理解することで、適切な塗料選びがしやすくなります。

耐久性を意識した塗料選びの考え方

耐久性が高い塗料ほどメンテナンスの手間が減り、長期的にはコスト削減につながります。ウレタン・シリコン・フッ素など、塗料の種類ごとの寿命や特徴を把握しておきましょう。

機能性も重要な選定基準

断熱効果、防カビ性、防錆効果など、目的に応じた機能性も選ぶ際の大切なポイントです。塗る場所によって求められる機能が異なるため、製品の性能表示をよく確認することが大切です。

部位別!おすすめ塗料の選び方

ここからは、代表的な部位ごとに適した塗料の特徴を紹介します。

外壁塗装に適した塗料

外壁には、耐候性と防汚性の高い塗料が適しています。特に人気が高いのは以下の3種類です。

・シリコン塗料:コストと耐久性のバランスが良好
・フッ素塗料:価格は高いが15年近い耐久性あり
・ラジカル制御型塗料:チョーキング(粉吹き)を抑える効果に優れる

住宅の外観を美しく保つだけでなく、雨漏りや劣化の予防にもつながります。

屋根塗装に適した塗料

屋根は特に紫外線や熱の影響を受けやすいため、耐候性・遮熱性が高い塗料が求められます。

・遮熱塗料:夏の室温上昇を抑える効果あり
・フッ素系塗料:高耐久でメンテナンス周期を延ばせる
・シリコン系塗料:コスト重視の場合におすすめ

また、屋根材との相性も重要で、金属屋根には防錆性のある塗料を選ぶことが必要です。

鉄部(手すり・フェンスなど)に適した塗料

鉄部はサビの発生が大きな問題です。防錆効果のある塗料が必須となります。

・錆止め入り塗料(1液タイプ):簡単に塗れてDIY向き
・2液型ウレタン塗料:耐久性が高く、業者施工向き

下塗りに「錆止めプライマー」を使用することで、より長持ちさせることができます。

木部(軒天・ウッドデッキなど)に適した塗料

木材は吸湿・乾燥を繰り返すため、柔軟性と通気性のある塗料が適しています。

・浸透型塗料:木目を活かした仕上がりで人気
・造膜型塗料:耐久性は高いが、木の呼吸を妨げることもある

屋外使用の場合は、紫外線カット効果や防虫・防腐剤入りの製品を選びましょう。

塗料選びを成功させるためのポイント

塗料の性能だけでなく、施工環境や塗る対象の状態も考慮することが大切です。ここでは注意したいポイントを紹介します。

下地との相性をチェックする

下地が湿っている、ひび割れている、劣化しているなどの場合は、いくら高性能な塗料を使っても効果が十分に発揮されません。下地処理の丁寧さが仕上がりを左右します。

気候や施工時期を考慮する

気温が低すぎたり、湿度が高いと塗料がうまく乾かず、トラブルの原因になります。適した季節・天候を選んで施工しましょう。

プロに相談するのもひとつの手段

塗料の選定は、知識と経験が求められる場面も多いため、専門の業者に相談することで、より安心して施工を進められます。信頼できる業者を選ぶことも成功の鍵です。

まとめ:部位ごとに塗料を使い分けて、効果的な塗装を

「塗装 各部位の適切な塗料選び」は、建物を長持ちさせ、美観を維持するうえで欠かせない知識です。塗料の性能や特徴を正しく理解し、使用する場所や目的に合わせた選定を心がけましょう。適切な塗料を選ぶことで、メンテナンスの負担を減らし、安心で快適な住まいを長く保つことができます。

2025.07.25